特殊品
キッコレートNAシリーズ(アンモニウムCMC)
カルボキシメチルセルロースアンモニウム
品番 | 乾燥減量(%) | 1%粘度(mPa・s)* | pH | 灰分(%) |
---|---|---|---|---|
NA-3L | 10~20 | 10~50 | 5.0~8.0 | 0.50以下 |
NA-L | 10~20 | 100~300 | 5.0~8.0 | 0.50以下 |
NA-M* | 10~20 | 400~600 | 5.0~8.0 | 0.50以下 |
NA-H | 10~20 | 750~1,000 | 5.0~8.0 | 0.50以下 |
製品情報
アンモニウムCMCは、カルボキシメチル基の末端がアンモニウム(NH4)で置換されたCMCです。アンモニウムCMCは、分子中にナトリウムを含まないため灰分が非常に少なく、また加熱すると分解してNH3が外れ酸型CMCに変化し水不溶性になります。これらの特性を生かし、電池・電子材料やセラミックスなど幅広い分野で使用されています。
濃度と粘度の関係
CMC水溶液の粘度は、その濃度が高くなるにしたがって急激に上昇します。一般的には濃度が2倍になると、粘度は約8~10倍に達します。
アンモニウムCMCの熱重量変化
アンモニウムCMCの熱分析を行った結果、約50℃から水分が揮散し、約100℃からアンモニアが脱離、約200℃から炭化燃焼が進んでいきます。